強電界用地上デジタル放送屋外アンテナ(4素子相当)なので、東京から50Kmも離れた当地域では無理であろうとは思いましたが、なにせ、ブースター内蔵です。
さらにBS/CS混合器が内蔵であるとなれば、この値段に惹かれてしまうことは無理もないでしょ。分波器も付属しています。
また、ATT(減衰器:アッテネータ)のスイッチも付いていて、電波が強すぎる場合など0-15dBの調節が可能です。(この地域では、強すぎることなどあり得ないので全く不要だと思いますが)
このアンテナは付属品のパワーインサーター(電源供給器)を使って地デジ単独での受信ができますが、BS/CS混合器が内蔵されているので、TVからのBSアンテナ用電源供給を使っての受信もできます。(この場合はパワーインサータは取付ない)
地デジTVはほとんどがBSチューナーがあって、電源供給はこの接続が一般的だと思います。TVの電源を切ればアンテナへの供給も切ることになるのでエコにはなるかなと思います。BSチューナーが視聴する地デジTVと別の場合は、BSチューナー側の電源を切ってしまうと電源供給が途絶えて受信できなくなります。
このテスト時はバッファローのPC用地デジチューナー(「DT-H30/U2」)を使用して、視聴状況を確認したので、BS/CS混合せずに付属のパワーインサータをつないで計測しました。
UDA-200A に付属の分波器(左)とパワー・インサータ(右)
分波器
BS/CSとUHFの接線を誤らぬようにラベル表示があって好感が持てる。
壁などにネジ止めする場合は、別途、用意する必要がある。
パワー・インサータ
BS/CS混合を行わないときには電源供給のために使用します。
付属の電源アダプタを繋ぎます。
その他には、40cm のF型接栓ケーブルが2本付属します。ちょっと短いです。
アンテナのブースターに電源を供給するためにパワーインサータを取り付けるので、これをセットしないと全く受信しませんでした。TVの図は2台描かれていますが、地デジ対応TV(左側のTV)で直に繋ぐ場合と、従来のアナログTV(右側のTV)で地デジチューナーを介して繋ぐときの模様なので同時に配線するという意味ではありません。
アンテナのブースターに電源を供給するのはBS/110°CSの端子からの供給になります。
図では分波器から地上・BS/110°CSハイビジョンチューナからTVとなっていますが、地デジ対応TVにBS/110°CSの端子があれば、分波器から共にTVに直接繋げば良いのだと思います。
ベランダに設置したBSアンテナのポールに取り付けましたが、意外と簡単。しっかりと取り付けるためにはプラスドライバーの他にラジオペンチみたいなナットを締め付ける工具はあった方が良いかも。
ベランダ先に建物があるのですが、不思議なのは、実際の電波飛来方角とはちょっとずれた方向に向けた方が計測値が良かったのです。反射波の影響ですかね。それと、アンテナは設置位置が高い方が良いと言われているので、最初はポールの一番突端に取り付けたのですが、これも不思議なことに、30cm程下にした方良かったです。(1~2dB程上がりました)
また、地上からの高さは4m程のところに設置しています。
(測定結果)
DXアンテナ 指向性UHFアンテナ・ブースタ内蔵 UDA-200A
(DIGIKAITE)
BS/CS110混合器付 パワーインサータ付
地デジ受信のみ BS/CS混合未使用 |
測定箇所(パワーアップインサータ付き) | ||||
アンテナ直結 | PC TV直前 | ||||
CH | 物理CH | 4C-FB(6m) | 4C-FB(6m) | ||
+2.5C-FB(8m) | |||||
NHK総合 | 27 | 52 | 51 | ||
NHK教育 | 26 | 53 | 51 | ||
日本テレビ | 25 | 51 | 49 | ||
TBSテレビ | 22 | 47 | 45 | ||
フジテレビ | 21 | 45 | 43 | ||
テレビ朝日 | 24 | 50 | 47 | ||
テレビ東京 | 23 | 49 | 48 | ||
放送大学 | 28 | 48 | 46 | ||
テレビ埼玉 | 32 | 54 | 53 | ||
4C-FB、2.5C-FB:配線使用ケーブル規格
パワーアップインサータ無しでの測定はしていない。
※ DXアンテナ 受信測定用レベルチェッカLCW20Uで計測。
(測定結果からの感想)
びっくりです。この表中の数値が安定して出ていれば、TV直結ならば何の問題もなく受信可能だということが解りました。実際、PCの「PCastTV for
地デジ」で、すべてのCHが視聴可能でした。なんで、4素子相当の簡易アンテナでOKなのか。設置場所の条件が非常によろしいのかもね。
ただ、分配器の設置されている箇所から各部屋への配線では、10~15dBほどの減衰を考慮しなければならないので、現在の保安器箇所からの引き込みで分配器を通すのは、まず無理だということが判りました。TV1台の直結受信でならほぼ大丈夫そうです。
アンテナだけでの受信数値はありません。パワーインサータを繋げないと内蔵ブースターに電源供給がされないので全く計測できませんでした。
しばらくは、このアンテナで視聴状況を継続して確認してみようと思っています。
(その後の視聴状況に経過内容を記載しています。)
(概算費用)
DXアンテナ 「指向性UHFアンテナ・ブースタ内蔵 UDA-200A (DIGIKAITE)」
費用概算:¥5,200円 (2009/06)
ベランダ設置ポールマスト
TVまでの5C-FB規格ケーブル
(計測では、4C、2.5Cの太さのケーブルを使用しましたが、5Cのものが良いとされています)
(参考)
その他、UDA-200AはBS/CS110°混合及びパワーインサータ(ブースター)付きのためコストパフォーマンスが高く、このアンテナが使用可能な環境条件であれば◎。
(2009/11/15)
室内窓際での視聴可能テストをUDA-200Aでも行いました。結果はこのUAH800と同様なものとなりました。
計測結果はブログ(2009/11/15付に記載:UDA-200Aを宅内窓際に置いて計測してみた)の方に載せましたので参照していただければと思います。
(2010/04/08)
自分が購入したとき(¥5,200程)より随分と高くなっていますが、何か改良でもしたのでしょうか。今日時点の値段表示は¥8,073。
( Amazonの価格はいつも変動するようです。購入するときは他とも比べないと・・・
ただ、Amazonでは、在庫が無い場合など、発送が何日か要する商品については、Amazonに登録しているその他の業者さんの価格を表示しているようです。)
(2017/08/21)
久しぶりにAmazonで確認したら、さらに、価格が高くなっていました。今日時点のUDA-200Aの値段表示は¥13,800。あり得ない。骨董的な価値かしら・・・
このところの製品は、
など。
ベランダのカラーに合わせて、4色から選択できるし、いろいろと比較して、より新しい製品を検討して下さい。
DXアンテナ 地上デジタルアンテナ (オフホワイト) 【20素子相当】DIGICATCH(デジキャッチ) UAH201(W)
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