宅内配線ケーブルも改修しなければダメかもね。

 あらましのところでも記しましたが、私のところの共同受信施設は、数年前にUHFアンテナを増設して地デジ対策を開始したのですが、各戸への配信ケーブル改修までは予算が足りずに旧ケーブルのままの状態で現在に至っています。


 結果として、各戸別の保安器地点では受信デシベル値が視聴可能ぎりぎり、または、C/N比が悪くなっているために、視聴不安定になっているところも多いようです。

 実際、アンケート調査実施の結果によると、3割ほどの視聴不良が報告されているようです。その中には、ブースターを戸別に設置することで地デジ番組を問題なく視聴できているところもあるし、せっかく、地デジTVを新調したのに視聴状況不良のためにアナログままの組合員もいるようです。
 でも、よく考えてみると、共同受信施設の配線ケーブルが旧ケーブルで改修しなければいけない状態だということは、各家庭内の保安器以降の配線ケーブルも改修しなければいけないということですよね。(アナログ規格の2Vケーブルだったりしたら相当、減衰しますよね)
 それでも、ブースターを設置したら良好になったところも多くあることを考えると、5分配、6分配している戸建て住宅では、宅内配線ケーブルの問題で視聴不良になっていることも考えられるのかもしれません。


 なんやかんやで、共同受信施設の役員になられた方たちは本当に大変だと思います。

感謝。


  そういえば、私が相談を受けた何軒かのお宅では、単純な配線ミスや接触不良が原因だったこともありましたけど。